面接の実際

面接の「枠」が大切です
こころの秘密を話せるためには、面接の場はひとから侵入されないよう、安定した枠組みで守られていなければなりません。面接室は落ち着いた雰囲気をもつ空間であり、面接時間は50分で、曜日と時間が決められています。治療者は必ずそのなかで話を聴き、それ以外で聴くことはありません。これは不自然な印象を持たれるかもしれませんが、秘密を面接のなかで抱えるには重要なことなのです。
「アセスメント」という体験

精神療法に関心があっても、それがどんなものか、説明を聞いてもピンとこない方もいられるでしょう。未知の専門家に、自分の秘密を語ることがまったく新しい経験であるならば、不安や疑問があるのは自然です。それを体験しながら考えるために、私はまず4回のアセスメントの面接を提案することにしています。

治療者としては、こころの問題を理解しなければならないし、本人の期待が何か、また可能性を見立てて、精神療法が役に立つかどうか、判断しなければなりません。クライエントにしても、専門家との対話がどんなものか体験しないと、自分に意味あるものかを考えられません。

アセスメントの面接のなかでは、こうした疑問や不安についても話し合うことができます。治療者は問いに対して答えると同時に、面接のときの不安な気持ちを理解して、それを話し合うことで、「わかってもらう」ことがどんなものか、ライブに体験する機会となります。

こうした体験と理解に基づいて、3-4回目の面接で、今後、面接を続けていくかをお互いに話し合って決めるのです。面接の頻度と期間、料金、キャンセルの場合の取り決めなどについて、約束を交わします。

面接料
当オフィスの面接料は、
1セッション(50分)15,000-20,000円(税込)です。

毎回のセッションの終わりに支払って頂くことになっています。

面接の予約
完全予約制、お電話にて受け付けます。
【予約受付時間】
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(TEL 03-3234-1918)
面接日
  火曜日  10:00-20:00
  木曜日   9:00-19:00
  金曜日   9:00-19:00

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